アニメ制作会社に入りたいと思っていても、どういう職種があるのかということまで知っている人は、そう多くありません。
代表的な職種は、以下のとおりです。
一つ目は、「プロデューサー」。
アニメ制作の、最初から最後の工程まで関わる職種です。
企画立案・スタッフの選定・資金集め・宣伝・版権の管理など、幅広い仕事を行います。
あくまで商業として成功させることが目標なので、アニメ以外の流行などにもアンテナを張っておく必要があります。
二つ目は、「制作進行」。
アニメ制作の、すべての工程に携わる職種です。
制作が遅滞なく進むよう状況をチェックし、遅れそうなら急ぐよう指示を出したります。
演出や作画など、制作に携わるすべての人と関係がある職種なので、高度なコミュニケーション能力が求められます。
三つ目は、「監督」。
現場の最高責任者といえる職種です。
作品の方向性などを練り、スタッフに指示を出して行きます。
全体を見る力や、よい意味でこだわりを持っていることが必要です。
四つ目は、「作画監督」。
アニメ制作において、原画は複数のアニメーターが担当していますが、それらを確認し、絵柄の統一を図る職種です。
絵はアニメの命ともいえるので、責任重大な仕事といえます。
五つ目は、「動画」。
原画に動きを加えて模写して行くという職種であり、アニメーターの出発点ともいえる職種です。
アニメを作るには大量の絵が必要になるので、デッサン力だけでなく、耐力や集中力も求められます。
六つ目は、「背景美術」。
背景を作る職種です。
キャラクターと馴染んだ色合いが作るためには、観察力が必要です。
七つ目は、「3DCGクリエイター」。
3Dモデルの素材を作成したり、それを映像化するなどの業務を行います。